「年商」「月商」という言葉に騙されている人が多いので、そのカラクリを解説

せどらーさんの絶対数がかなり減ったこともあるのでしょうが、純粋なせどり系の

ブログを更新されている方も少なくなったなーと思い、

相対的に「あなたもネットビジネスで稼ぎませんか?」「メルマガ・LINE登録お願いします」

「せどりで年商○千万円」

こんな感じのブログをよくお見かけすることが増えました。

そういったブログでよく目にするキーワードが「月商○百万円」「年商○千万円」

という数字なのですが、

ご自分で商売をやられている方なら、この数字自体は大した意味を持たない

というのは、当たり前の観念としてあるのかなと思います。

それはどういう事なのかというのを、この記事内で説明していければと思いますので、

まずはこちらの動画をご覧ください。

スポンサーリンク

年商3億円のビジネスの実態

例えばこちらの動画内では、年商3億円のビジネスをされている方が出演しています。

※発言は7:20頃

個人事業主として7年以上続けている私でさえも、最初聞いた時は

「えっ、年商3億!?いくら儲かってるんだろう」と、瞬時に思いました。

ところが利益は出ておらず、なんと赤字だそうです!

よっぽど自らが社長をやっているとか、経営のインテリジェンスが高くないと、

「年商3億」って聞いたら、普通の人はコロっと騙されてしまいますよねw

顔色一つ変えず「利益はどれくらい出てるの?」と聞き返している、堀之内社長は

さすが違うなと思ってしまいます。

ちなみにこちらは単なる例外の1つでも何でもなく、ごく普通にある1つの現実なのです。

でなければ毎年1万件前後の倒産会社が、存在する訳がないのですから。

年間 全国企業倒産状況

せどりにおける年商とは

せどりくらいのビジネスだったら、大赤出して倒産というケースは少ないのでは?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

確かにそこまで赤字を出して撤退される方は少ないのかもしれません。

しかし「利益が出ていない」というラインまで、達してしまったせどらーさんというのは

多くいらっしゃると思います。

なぜなら一時期あれほどブックオフ内にいたせどらーさん達が、

ほどんどいなくなったという実状を、私は仕入れに行く度に、体感しており、

その流れを7年余り、現在でも進行形で見続けているということがその根拠です。

例えばですが、1人のせどらーさんが本人の中では利益が出ると思って、DVD-BOXや

家電等の高単価の商品をガンガン仕入れて、仮に年商は5000万ありましたと、

でも集計してみたら、やれ値崩れした商品の率が多かった、返品率が多かった、

手数料が値上げされた、送料が値上げされた、税金でこんなに取られるとは思ってなかった

等々、特にせどり初級者の方はそうですが、自分が想定していなかった

あらゆる「ロス」によって、最終的な利益は全然出ていませんでした なんていう状況は

珍しくもなんともないどころか、

むしろ「そうやって辞めていった人も、多くいるんだろうな」くらいに、私は思っています。

なので一昔前のせどりの状況ならまだしも、今の厳しい条件下のせどりにおける

「年商」という数字は、より価値を持たなくなっていることは確かにあると思います。

「月商」の実態とは

おそらく自営業を始める前の自分自身や、サラリーを受け取って仕事をしている

多くの人達からしてみると、

「月商250万円」と見ると、「ひと月に250万稼いでいる」という印象になって

しまう方は、少なくはないというのが現実だと思います。

例えば私の場合は、Amazonというサイトを主な販路としているものですから、

サイト上で販売した金額に、

Amazonの各種手数料を引かれた形で、最終的な売上が入金されます。

(この各種手数料は年々値上げされているので、バカにならない数字です)

なので私のブログの場合は「Amazon入金ベース」という数字に、一貫してこだわっている

ところがあります。

かなり目減りした実際の入金額が、実質の売上にあたり、そこから

月の仕入れ金額・送料・交通費・宿泊費・ツール使用料 等々各種経費を引いた金額が、

業務上での利益となります。

多くのせどらーさんが辞めていった事情から察して頂ければと思いますが、

一昔前より利益を出すのは相当難しくなっています。

なので最終的に残った金額が「月収」となる訳ですが、ここで多くの金額を残せるかどうかは

「利益率」にかかっています。

つまり稼げなくなった=利益率が悪くなったから、多くのせどらーさん達が辞めていった

訳で、月商が300万だろうが1000万だろうが、

自営の経験がない方には信じられないかもしれませんが、この手元に残った金額が、

普通のサラリーマンと同じレベルか、あるいはそれ以下という実状であったことを、

想像して頂けたらなと思います。

普通のサラリーマンのように、年2回のボーナスも支給されないという差も大きいです。

「年商」「月商」という数字は、いくらでも伸ばせる

「しかし月商が上がるにつれ、基本的には儲かっている人が多くなっているのではないか?」

と思われるかもしれませんが、最初の動画でもあったように、

いくら年商が3億あっても、利益が出ていないケースも少なくないと思いますし、

やはり一番大きいのは「月商が上がるに比例して、基本的に利益率は低くなる」という

構造にあると思います。

私(当店)の場合は、なるべく少ない投資と売上で、いくら利益を残せるか

というところに主眼を置いてやってきたものですから、そのおかげもあって

これだけ長い間、せどりで今でも続いているという状況にあります。

なので「月商」としては、他のせどらーさんと比べると低い方に当たると思います。

DVD-BOXや家電等、単価が高い商品を中心に取り扱う程、

利益率というのは比例して低くなってきます。

例えば当店が 1000円→3000円 くらいの価格帯で商売をしているとして、

他のせどらーさんは 23000円→28000円 数千円~数万円の利鞘を得る為に

このくらいの価格帯の商品を中心に、仕入れをしているせどらーさんというのも、

いらっしゃいます。

もちろん 23000円→46000円 くらいのお宝商品に出会うこともあるでしょうが、

このレベルの商品を頻繁に仕入れられるようになれば、余裕でやっていけると思いますし、

せどらーさんの数が減ることもなかったことでしょう。

なので基本は、何とか多くの商品から、数千円の利鞘を見込める商品のみを仕入れているのが

現状だと思いますので、

トータルで見たら月商が伸びるほど、基本的に利益率は低くなるという現象自体には、

それほど違和感もなく、受け入れられる部分になっているかと思います。

そして当店の場合、仕入れ単価が元々高くないことに加え、長年のせどり経験から

在庫には、何度も売った経験のある「リピート商品」が一定数入り、さらに薄利商品はスルー

している傾向にあるので、全在庫に対しての赤字率(結果的に利益を出せなかった商品)は

それほど高くはならないのに対し、

23000→28000とかを仕入れている人は、かなりの値下がりリスクを背負っています

最終的には15000円とか、赤字で売れてしまうなんてことは、ザラな世界で、

それどころか結局何年も売れずに処分してしまうという商品も、一定数出てくるくらいです。

「月商が凄いから、利益もそれなりにあるはずだ」というのは、冒頭の動画にもあるように、

単なる幻想でしかないことが、お分かりいただけるかと思います。

同じせどらーさんでも、高単価の仕入れ販売を行っている人であれば、

利益は度外視して、「月商」という部分では、

私(当店)より、格段に伸びるという現象が発生してきます。

重要なのは「年収」「最終利益」

ここまで見ていただけると、「年商」「月商」という数字自体には、

特にそれほど意味を持たないように、思えてきたことと思います。

よくある怪しげなサイトも、利益は出ていなかったり、そもそも実態すら無いエア年商

かもしれませんし、

いずれにしろ「利益」が分からないから、年商は3億でも10億でもいくらでもいい

と言いますか、

つまり「年収」はいくらなのかというところが、気になるところであると思います。

(とはいえ、エア年収を公表することは誰にでも出来てしまう訳ですが)

あと重要なのが「税金」ですよね。この年収からさらに各種税金を引かれて、

しかも税金もけっこう取られるんですよね^^;

会社や自営の方が、節税とか税金対策とか言って、奮闘しているのは、

私がサラリーマンだった頃でも、なんとなく気づいてはいました。

そうして残った金額がようやく「最終利益」となる訳ですが、

ぱっと見、そこそこ稼いでいる印象のある方でも、最終利益まで行くと全然稼いでない

普通のサラリーマンの方が上でした

なんてことは、不景気な世の中ですので、それほど珍しいことでもないのかなと思います。

まとめ

よくネット上でも、年商いくら、月商いくら という数字を、あたかも収入のように捉え、

あの人は金持ち、いくら持っている というイメージを抱いているような方も、

ちらほらお見かけしますし、

私自身もサラリーマン時代は、給料から引かれている税金に「関心すら無い」ほど、

完全に無知な状態だった時代があるものですから、

人のことは言えませんし、無理もないのかなと思います。

しかし逆に言うと、それを利用して 怪しげなサイトを立ち上げ

何も分かっていない人が、それを「凄い」と勘違いしてしまい、

色んな名目で金を取られて、結局稼げず、失敗した人も少なくはないのかなと思います。

「年商は5000万でも10億でもいいんですけど、利益はいくらですか?」

「年商」「月商」という数字の意味が分かれば、怪しげなサイトの勧誘に飛び付くこともなく

客観的に物事を判断する為の、1つの大きな判断材料になるのかなと思いますので、

この記事がその一助になっていただければ幸いです。


せどり ブログランキングへ
にほんブログ村 小遣いブログ せどりへ
にほんブログ村

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする